■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 最新50    

20の倍数がSSを書くスレ

1 :安梨沙 ◆ARISA/KXTc :2003/05/06 23:35 ID:DXfx3SYY
20の倍数のレス番の人がそれ以前のスレで書かれている
事をテーマとしてSSを即興書いてください。

プロ・アマ問いません。

261 :ツインテール ◆SKYOSAKAKI :2003/08/05(火) 01:24 ID:???
小学校の頃、私の乳母が死んだ。
それはとても悲しい別れだったが、
乳母は死ぬ間際に驚くようなことを言い残していった。
「百合子さま、貴方には双子の妹がいます」
乳母が言うには、私は双子として生まれたが、後継者争いを未然に防ぐため
生まれるとすぐに引き離されたというのだ。
そのときは乳母の死による衝撃のほうが大きくて、
その事は忘れていたけれど
中学生になってから、嫌でもそのことを思い出すことになった。

262 :ツインテール ◆SKYOSAKAKI :2003/08/05(火) 01:24 ID:???
中学生になったある日、私は父に呼び出された。
「百合子、お前はこの平井家の後継者なのだぞ?」
「聞けばお前は学校では下賎な者とも付き合っているそうではないか」
「たとえ普通の男友達といえども、くだらぬ付き合いは認めん!」
その後、私の周囲にいた友達は遠ざけられ、更に教育係がつけられた。
彼女の名前は真理絵。
私とは従兄弟にあたる。
無理やりに任命された教育係ではあったが、真理絵さん自身は素敵な人だった。
私は真理絵さんに様々なことを教わった。
男の人のいなし方、淑女としての振舞い方、
親に対しての猫の被り方……。
そんなレッスンを通じて、私は彼女への信頼をますます強めていった
彼女になら双子の妹の秘密を打ち明けてもよい、と言うほどに。

263 :ツインテール ◆SKYOSAKAKI :2003/08/05(火) 01:25 ID:???
中学生になってからというもの、私はいつも考えていた。
もしも私が二人いたならば、私はこんなかごの鳥みたいな生活から
いつでも抜け出せるのにと。
双子の妹の秘密を知るまえならば、こんなくだらない考えなど
一笑に付していただろう。
でも、私は知ってしまったのだ。
それでも私にはどうすれば良いのか分からなかった。
しばらく悩んだ末に、私は真理絵さんに妹のことを打ち明けた。
真理絵さんはしばらく私を見つめていた。そしてただ一言。
「会いたいのでしょう?」と言ってくれた。

264 :ツインテール ◆SKYOSAKAKI :2003/08/05(火) 01:25 ID:???
春休みのうららかな一日、私は水族館の前にいた。
真理絵さんの情報によれば、今日春日親子が水族館を訪れるらしい。
私と真理絵さんは春日親子に気付かれないように、普段の
服装とは違ったごくありふれた装いをしている。
真理絵さんが時計に目をやる。
「そろそろ来る頃ですわ」
水族館には既に親子連れが並んでいたが、その中の一組が私の目を引いた。
父親の方はひどくありふれた風貌であったが、二人の娘は違った。
妹の方は活発に動き回って全身で喜びを表している。
姉の方はそんな妹を眺めてゆっくりと微笑んでいる。
二人とも白のワンピースがよく似合っていた。
「あれが「歩」さまです」
そういって真理絵さんは姉の方を手で指し示した。
「妹のほうは?」
と私が問うと、
「あれは妹の「翔」さんですね。あの父親の実の娘ですわ」
と答えた。するとあの二人は……。
「そうです。血の繋がった姉妹ではありません」

265 :ケンドロス:2003/08/07(木) 01:44 ID:???
何かすっげぇ続きが気になる!まさか翔と歩が血の繋がった姉妹じゃないなんて・・

266 :なも ◆OSAKA :2003/08/07(木) 07:39 ID:???
【大阪】「そ そんな残酷な設定やったんか!?」
【ちよ】(((((;゚Д゚)))))ブルブル

267 :ケンドロス:2003/08/14(木) 16:52 ID:WrICOYY.
続きに期待!!

268 :なも ◆v4K6TB303w :2003/08/14(木) 18:05 ID:???
そういえばそろそろ次のお題ですな。

269 :ケンドロス:2003/08/16(土) 11:57 ID:???
たまにはお題出してみるかな?

270 :へーちょ名無しさん:2003/08/16(土) 13:24 ID:???
「恐怖」を百合無しで男女一組だけで演出

271 :ケンドロス:2003/08/16(土) 17:20 ID:???
あれ?先越されちった。まあいいや。
俺はちょっと前に怪談系書いたばっかだから他の人間に
任せます。

272 :楊痣 ◆5KxPTaKino :2003/08/17(日) 03:43 ID:0MJBfxQo
期待age( ゚∀゚)

273 :へーちょ名無しさん:2003/08/19(火) 01:25 ID:???
何かないかー

274 :へーちょ名無しさん:2003/08/26(火) 19:41 ID:???
1ススム

275 :へーちょ名無しさん:2003/09/05(金) 03:00 ID:???
2モドレナイ

276 :へーちょ名無しさん:2003/09/05(金) 10:12 ID:???
かえりたい〜,かえれない〜。

277 :へーちょ名無しさん:2003/09/05(金) 20:33 ID:???
go! go! go!

278 :ケンドロス:2003/09/06(土) 01:48 ID:phmqqABo
期待age

279 :へーちょ名無しさん:2003/09/06(土) 01:52 ID:???
↓よろ

280 :八八艦隊司令大阪さん:2003/09/06(土) 02:57 ID:???
目の前にスラっとした女がいる

俺好みだ

だから後をつけた

一時間・・・二時間・・・いつまでもあの女は歩き続けてる

おかしいな

何時間も歩いてるのに一度も曲がり角がない

同じ壁が 道が続くだけだ

嫌気が差した

ポケットに入れた覚えのないナイフがあった

女をメッタ刺しにした

女は動かなくなった

しばらく木偶人形になったおんなを見てた

気づいたら後ろに女が立ってた

同じようにメッタ刺しにされた

俺がナイフで着せた真赤なドレスを着て俺の横で倒れてるはずの女が

今度は俺をメッタ刺しにして俺を見下ろしてる

・・・・・・

気がついたら朝だった

いつもの布団にいつもの部屋なにも変わりないアレは夢だった

それじゃあ一人暮らしのはずの俺の家の台所で今朝ご飯を作ってる血塗れの女は誰だ?

281 :大阪XP ◆HaiBaNe. :2003/09/06(土) 11:24 ID:???
>>280
イイイイッ!

282 :さかちー:2003/09/06(土) 14:41 ID:???
>>280
やっぱあんたスゴイ。
これって八八さんの見た夢ですか? 

283 :ケンドロス:2003/09/06(土) 18:56 ID:???
>>283
さすがですね。これ以上にないくらい。

284 :八八艦隊司令大阪さん:2003/09/06(土) 20:53 ID:???
あたしが見た夢ちゃうで〜〜
お題を見てフラ〜っと思いついただけです。

>>283
本当ですね(笑)

285 :なも ◆v4K6TB303w :2003/09/06(土) 21:55 ID:???
こんな世界の八八タソの頭の中の人って・・・((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

286 :楊痣 ◆5KxPTaKino :2003/09/07(日) 14:19 ID:???
>>286
(・∀・)イイ!

287 :大阪XP ◆HaiBaNe. :2003/09/07(日) 14:27 ID:???
>>287
イイイ!

288 :なも ◆v4K6TB303w :2003/09/07(日) 15:19 ID:???
>>288
(・∀・)イイイイ!!

289 :へーちょ名無しさん:2003/09/08(月) 00:42 ID:???
進めましょ

290 :ケンドロス:2003/09/08(月) 03:22 ID:???
えーとじゃあお題。
俺とツインテールさん以外のものでもゆりゆりものが読みたいので、彼女を
出来るならあずキャラに絡めたお話を作ってほしい。
それが嫌なら自分で考えたオリキャラでもいい。(歩の妹の翔(つばさ)とかもあり)
あ、時代は中学、高校、大学どれでもいいです。

291 :へーちょ名無しさん:2003/09/08(月) 05:04 ID:???
ではスタート

292 :へーちょ名無しさん:2003/09/09(火) 17:50 ID:???
薦めてみる〜。

293 :楊痣 ◆5KxPTaKino :2003/09/09(火) 22:11 ID:PqHInPB.
    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.   |    ::<      .::|あぁ
   \  /( [三] )ヽ ::/ああ
   /`ー‐--‐‐―´\ぁあ

294 :へーちょ名無しさん:2003/09/10(水) 03:26 ID:zqjB/qWg
アンダー

295 :ケンドロス:2003/09/11(木) 02:05 ID:???
ゆりちよ戦争・・・

296 :メジロマヤー ◆xSrSaKAKI6 :2003/09/11(木) 02:48 ID:???
ユリ・ゲラー

297 :なも ◆H6KIMOSAKA :2003/09/11(木) 03:00 ID:???
ユーリ海老原

298 :へーちょ名無しさん:2003/09/11(木) 20:43 ID:???
1レス進む!

299 :へーちょ名無しさん:2003/09/11(木) 20:57 ID:???
次・・・

300 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/09/11(木) 21:17 ID:f2cF30po
    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-、 .:::| わ
  |  、_(o)_,:  _(o)_, :::|ぁぁ
.   |    ::<      .::|あぁ
   \  /( [三] )ヽ ::/ああ
   /`ー‐--‐‐―´\ぁあ

301 :なも ◆H6KIMOSAKA :2003/09/11(木) 21:18 ID:???
>>300
神キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!

302 :へーちょ名無しさん:2003/09/11(木) 22:00 ID:f2cF30po
 合宿で酒に酔ったにゃもちゃんが、えらいエッチな話をした。
「……すごい、尊敬すんねん」
 彼氏が手に入らなかったあの頃、あまりに寂しかったにゃもちゃんがゆかり先生を……
 す、すごい世界やねん。私も誰かと――そうや、ちよちゃんがええねん。他の人らやったら私がイッポーテキに犯されてお嫁に行けなくなってまう。
 うっ、ちょっと布団の中で興奮してもーた。
 鼻血が……

303 :へーちょ名無しさん:2003/09/11(木) 22:00 ID:f2cF30po
 …………んー?
 冷やいー。
 誰やのん、私の顔を拭くんは。
「――大阪さーん、大阪さん」
「んー? ちよちゃーん?」
 目を開けたら、ちよちゃんがおった。
「ちよちゃん……もう朝なん?」
「昼近くですよー。もうみんな御飯も食べ終わってます」
「あかん、寝坊しすぎてもーた」
「みなさん起こそうとしたんですよー。そしたら大阪さんったら鼻血の海に倒れていて、大笑いして放置しておけって――でも私、そんなのダメだって言ったんですけど……智ちゃんとかに止められて、やっと1人になれたので」
 そーなんか、たしかにちょっと布団が赤いなー。気にならへんけど。流石はちよちゃん、めっちゃ真面目で、可愛えーなー。
「あんなあちよちゃん、ちょっとこっちおいで」
 手招き手招き。
「は、はい……」
 ちょこちょことやってくるちよちゃん。
「あの、なんですか?」
 もじもじしとる。私の緊張が伝わったんやろか?
「ちよちゃん、キモチイイことせーへん?」
「はい!」
 即答や!
「え? へ?」
「頂きます!」
 ちよちゃん、いきなり唇を……
「うう……!!!! ひ、ひあ(舌)ー!」
 舌が! 舌がー!
 私が混乱しとるとこに、さらにちよちゃんの攻撃や。
 寝間着のズボンにさっと小さい手が伸びてきて、下着と服の上からあそこに手をかけたん。いきなりの感覚に、頭が真っ白になってもーた。
「――――!!」

304 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/09/11(木) 22:04 ID:f2cF30po
「……はあはあ」
 気が付くと、2人して真っ裸やった。ちよちゃんもう胸が膨らみはじめとる、さすがは天才や。私の年になったらきっと榊さんや神楽さんくらい成長しとるやろーな、やっぱ裏切り者や。
「大阪さん……どうでした?」
「めっちゃええねん――自分でするより」
「へえ。大阪さん、けっこうエッチですねー」
「ちよちゃん、いつからこんなてくにしゃんやったん? なんやこう、雲の上におったよーな心地よさやった。生まれて初めてやで、多分」
 するとちよちゃん、当然と言わんばかりにえっへんと胸を張って、
「今朝みなも先生に聞いて教えてくれなかったので、智ちゃんや暦さんで研究してましたー」

 ……さすがは天才や。

305 :へーちょ名無しさん:2003/09/12(金) 06:46 ID:???
高速進行!

306 :へーちょ名無しさん:2003/09/12(金) 21:47 ID:???


307 :へーちょ名無しさん:2003/09/12(金) 21:48 ID:???


308 :八八艦隊司令大阪さん:2003/09/12(金) 22:12 ID:???


309 :大阪XP ◆HaiBaNe. :2003/09/12(金) 23:05 ID:???


310 :(・∀・)イイ! ◆EEE802ToMo :2003/09/12(金) 23:07 ID:???
「あ」っと驚くオチで

311 :なも ◆H6KIMOSAKA :2003/09/12(金) 23:16 ID:???
>>310
その御題はむずかしいんといちゃう?(;・∀・)
320さんにがんばってもらいましょう(他力本願

312 :楊痣 ◆5KxPTaKino :2003/09/12(金) 23:20 ID:PqHInPB.
(゚听)

313 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2003/09/13(土) 00:17 ID:ktKzeMUg
シモネタ解禁してーなー

314 :メジロマヤー ◆JwHkm/8mPw :2003/09/13(土) 00:30 ID:???
無理なので誰か頼むわ

315 :へーちょ名無しさん:2003/09/13(土) 04:18 ID:pNCBaz3A
回します

316 :へーちょ名無しさん:2003/09/14(日) 00:12 ID:???
同上

317 : ◆./rIHj.W0M :2003/09/14(日) 03:18 ID:???
それじゃ泥かぶりましょ

318 : ◆./rIHj.W0M :2003/09/14(日) 03:19 ID:???
えい

319 :◆./rIHj.W0M :2003/09/14(日) 03:19 ID:???
やあ

320 :◆./rIHj.W0M :2003/09/14(日) 03:20 ID:???
とう
さて考えるか

321 :◆./rIHj.W0M :2003/09/14(日) 21:14 ID:???
ぐはっ 消えた
もう少しお待ちを

322 :◆./rIHj.W0M :2003/09/15(月) 00:46 ID:???
http://www.moebbs.com/test/read.cgi/oosaka/1052922310/341-348
ここに書きました
それでは次へどうぞー

323 :(・∀・)イイ! ◆EEE802ToMo :2003/09/15(月) 00:53 ID:???
むむ・・見事な表現。

324 :さかちー:2003/09/15(月) 13:47 ID:???
>>322
あ、あれはあなただったのか。
確かにいいオチでした。

325 :へーちょ名無しさん:2003/09/15(月) 18:24 ID:78nQd04g
>>322
次回作を書くいい起爆剤になりました。

326 :ケンドロス:2003/09/15(月) 18:25 ID:???
あれ?何で名前消えてるんだ?

327 :へーちょ名無しさん:2003/09/16(火) 20:09 ID:JDZe/owA
埋めます

328 :へーちょ名無しさん:2003/09/16(火) 20:09 ID:???
埋めます

329 :へーちょ名無しさん:2003/09/16(火) 20:09 ID:???
埋めます

330 :へーちょ名無しさん:2003/09/16(火) 20:10 ID:???
リアルなエログロをキボン

331 :さかちー:2003/09/16(火) 22:30 ID:???
>>330
果たして書ける人がいるのだろうか?

332 :へーちょ名無しさん:2003/09/16(火) 23:51 ID:???
>>331
そして読みたい人がいるのだろうか、マジで。

333 :なも ◆H6KIMOSAKA :2003/09/17(水) 00:39 ID:???
>>331
少なくともグロは書けません〜。

334 :ケンドロス:2003/09/17(水) 02:00 ID:???
>>332と同じでグロは嫌です。

335 :さかちー:2003/09/18(木) 02:11 ID:???
誰か昭和史に詳しい人に降臨願うしかないか。
だれも書けなかったらこのスレ止まるのか?

336 :◆5KxPTaKino :2003/09/18(木) 23:27 ID:???
つまりエロくてグロければええんか?

337 :◆5KxPTaKino :2003/09/19(金) 01:52 ID:???
(うめ)

338 :◆5KxPTaKino :2003/09/19(金) 01:52 ID:???
(うめ)

339 :◆5KxPTaKino :2003/09/19(金) 01:52 ID:???
(うめ)

340 :◆5KxPTaKino :2003/09/19(金) 01:53 ID:???
(うめ)

341 :◆5KxPTaKino :2003/09/19(金) 01:53 ID:???
 目が覚めた。
 暗い部屋にいた。
 頭が痛む。
 自分は今まで何をしていたのか。
 自分はどこにいるのか、なぜここにいるのか。
 思い出そうとすると、頭が締めつけられた。血管が脳を圧迫している。どく
どくと血管が脈打つたびに、全身が疼いた。
 たまらず、横になる。ふわりとした感触。布団だ。俺は布団の上にいる。
 確か、仲間と酒を飲んで……店の手前で別れて……それから――
「気がついたのかい?」
 男の声がした。
 声のしたほうを見やると、暗がりの中にうっすらと人影が浮かんでいた。
「あなたは……」
 きしむ頭を一方の手で抑えつつ、もう一方の手を支えにして起き上がる。
「僕は、三潴という者だ。君は伊井直人君だね」
 声が、名乗った。
 聞き覚えのない声だ。だが、三潴と名乗ったその男は俺の名を知っているよ
うだった。俺は訝しく思ったが、何のことはない、彼が俺の財布から身分証明
書を抜き取っていたのだ。
 
 ああ……。
 思い出した。
 仲間と店の前で別れた後、へべれけに酔っていた俺は路上に倒れこみ、この
男に拾われたのだ。そして、ここに連れてこられた。
 ……それで、ここはどこなのだ?
 俺が尋ねよるより先に、向こうが口を開いた。
「夜は、短いよ」                        (1/4)

342 :◆5KxPTaKino :2003/09/19(金) 01:53 ID:???
「?」
 いきなり、何の話か。
 聞き返そうとした時、男はバスローブを脱いだ。
 絹の衣が、はらりと音をたてて床に触れた。
 その下から現れたのは、厚い胸板、割れた腹直筋。そして、整然と切りそろ
えられた陰毛の下に、ぶらりと垂れ下がる巨根。それは、長年の使用に耐えて
赤黒く変色し、特有の腐臭を放っていた。
「なっ……なっ!」
 うろたえる俺の上に、男が覆いかぶさった。
 唇が封じられる。
 男の口から俺の口へと、舌が侵入を開始した。獲物を求める白血球のように、
舌が俺の口の中を這い回った。ぬめぬめした感触が、口内全体に広がる。俺の
舌が、からめとられた。じゅるじゅると唾液を迸らせつつ、口の中で舌同士が
交わりあう。
「んっ……ん!」
 自分から男を引き離そうと必死でもがいた。
 男の両肩をおさえ、力の限り押しのける。
 だが、駄目だ。泥酔しているため、全く腕に力が入らない。
 俺は、男のなすがままにベッドに転がされた。
「……いい子だ」
 唇をはなすと、男は呟いた。
 唾液が垂れてくる。
 逃れる術もなく、俺の口に男の唾が注ぎこまれた。
 生ごみからにじみ出る汁を濃縮したような味。
「ぐふっ! ……ぐふっ」
 せきこむ俺の下半身に男の手が伸びた。            (2/4)

343 :◆5KxPTaKino :2003/09/19(金) 01:53 ID:???
「ま、待って……」
 叫びは届かなかった。
 ずりおろしたパンツの中から、俺の性器が顔を出す。
 男は、それを丹念に舌で舐めまわしはじめた。
「くっ……、くぅ……」
 テクニシャン。
 そう呼ばれるにふさわしい手並みであった。
 亀頭の根元の膨らんだ部分に舌がまとわりついてくる。かと思うと、男根の
つけ根までくわえこまれ、咽喉の粘膜がからみつく。
 抗うことは、不可能だった。
 生殖器に血液が巡っていくのがわかる。
 男の口の中で、それはむきむきと膨れあがっていった。
 そして、頂点を迎える。
 濃い液体が尿道を抜け、男の口の中で弾けた。
 ぐぶ、ぐぶっとものものしい音をたてて、男は俺の精液を飲み下した。
「出るなら、出るって言ってくれよ」
 間をおいて呼吸を整えたあと、男は言った。  
「それはさておき――」
 昇天直後の虚ろな眼に、巨根が映った。
「今度は、僕の番だ」                     (3/4)

344 :◆5KxPTaKino :2003/09/19(金) 01:54 ID:???
 無我夢中だった。
 早く……早く終わらせたい、早く逃れたい。
 それだけを願って、一心不乱に赤黒い一物を咥えこみ、擦った。
 生臭い味。気が狂いそうだった。眼をきつくつぶる。
 男のごつごつした掌が、俺の後頭部をおさえた。
 口の中で、何かが脈打った。びくん、びくんと、まるで別の生き物のごとく
巨根がうごめく。口の中に、何か、苦い、どろどろしたものが大量にぶちまけ
られた。 
「――!」
 限界だ。
 もう、駄目だ。
 腹の底から、先程食べた刺身やら肉やらビールやら日本酒やらが、どっとこ
みあげてきた。逆流。みぞおち、胸、のど、口……。そして、男の下腹部へ。
それらすべてのものが、たった今ぶちまけられたものとともに、俺の口から噴
出した。

 急いでトイレに向かった。便座にしがみつき、腹の中にあるありとあらゆる
物質を吐き出した。便器の中の水が、毒々しい黄色に染まる。
 ひととおり吐き終え、いくらか気分が和らいだ。
 ここのトイレはユニットバスになっているようで、便器の脇に風呂釜があり、
間を隔てるカーテンがひかれていた。
 何気なくカーテンの向こうを覗いて見ると……

 腐乱死体が三つ。いずれも若い男だ。ひとりは腹を抉られている。ぐちゃぐ
ちゃにかき乱された腸らしき臓器から、白い蛆が何匹もうようよと這い出して
くるのが見えた。別の一人は頭を潰されている。耳の穴から脳味噌がこぼれ、
崩れた目玉が首の付け根まで糸を引いて垂れ下がっていた。もう一人は上半身
と下半身が切り離されており、肉の切れ目から蛆の群れと赤い骨髄がのぞいて
いた。

 うしろで、戸が開く音がした。

「身代わりになってくれるのかい?」              (4/4

345 :◆5KxPTaKino :2003/09/19(金) 01:54 ID:???
【無職青年、惨殺を悔いて自殺か】

 先日未明、○○県××町にあるマンションの一室において、惨殺死体三体と
自殺とみられる死体一体が発見された。惨殺された三人の遺体は、以前から行
方不明届けがなされていた三人であり、いずれも死後数ヶ月が経過していた。
自殺体は、身分証明書などから、同県に居住する無職伊井直人氏であることが
判明した。警察は、彼が、三人を殺したことを悔いて自殺したものとみて裏づ
け捜査を進めている。

                        (翌日の新聞より)

346 :大阪XP ◆HaiBaNe. :2003/09/19(金) 08:13 ID:???
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

凄い

347 :ケンドロス:2003/09/19(金) 20:29 ID:???
結局真犯人捕まってねーし、何かきしょい!
これは前回のように無理矢理続き作るなんて絶対無理だ!
正直言ってキツイ!

348 :なも ◆H6KIMOSAKA :2003/09/19(金) 21:44 ID:???
ばん!

349 :なも ◆H6KIMOSAKA :2003/09/19(金) 21:45 ID:???
ばんばん!!

350 :なも ◆H6KIMOSAKA :2003/09/19(金) 21:45 ID:???
ムーディーでらぶらぶキボンヌ。

351 :なも ◆H6KIMOSAKA :2003/09/19(金) 21:47 ID:???
>>341
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!って…うはぁ…










やらないか?

352 :へーちょ名無しさん:2003/09/21(日) 05:18 ID:???
でやぁ

353 :ケンドロス:2003/09/24(水) 23:44 ID:???
どうしようかな〜

354 :メジロマヤー ◆JwHkm/8mPw :2003/09/25(木) 00:31 ID:???
↓カルボナーラをアルデンテで

355 :なも ◆H6KIMOSAKA :2003/09/28(日) 02:27 ID:???
らぶらぶ,ちうことやから,百合でもおーけーよ,ってか歓迎。

356 :ケンドロス:2003/09/28(日) 03:46 ID:???
榊×よみでも書いてみようかな〜?

357 :へーちょ名無しさん:2003/09/28(日) 17:31 ID:???
↑いいですな!

358 :へーちょ名無しさん:2003/09/28(日) 17:51 ID:???
>>356
Go for it!

359 :へーちょ名無しさん:2003/09/28(日) 22:12 ID:???
>356
それではどうぞ↓

360 :ケンドロス:2003/09/29(月) 01:53 ID:tBSEMjC6
そんじゃ書きます。 『素直でいたい』

暦は今、駅に向かって急いでいた。今日はある人と待ち合わせの約束をしたからだ。
駅につくと約束を交わした人物は既に先に来ていた。
自分と同じくらい長く黒い髪の女性だった。その顔は女性でも見とれて
しまうほどの美人だ。スタイルも抜群だ。

「ごめん、榊。待った?」
「大丈夫、私もさっき来たばかり・・・」
暦の言葉に対して榊はニッコリ微笑む。

「そ、そうか。」
その表情に暦の顔が朱色に染まる。

「それじゃあ、行こうか。」
榊が暦の手を引きながら、歩き出す。

「あ、ちょっと榊ぃ。」
いきなり手を引っ張られ困惑する暦だが、悪い気はしなかった。
榊の温かいぬくもりが伝わってきたからだ。

そして二人は最初の目的地の映画館に向かった。

361 :ケンドロス:2003/09/29(月) 02:22 ID:tBSEMjC6
二人が見た映画は榊の好む『ねこ』の物語だった。
榊は感動のあまり泣いてしまうほどだ。暦も実は感動していたが、
さすがに榊のように泣く事はなかった。

「ほら、榊。これで涙、拭きなよ。」
「うん、ありがとう。」
暦の差し出されたハンカチで榊は涙を拭いた。

(泣いてる姿も綺麗だよなぁ)
暦は頭の中でそんな事を考えた。

次に二人が向かったのはぬいぐるみショップだった。暦は前々から
行きたいと思っていたのだが、一人で行くのは気がひけるし、かと言って
智と一緒に行ったりしたらバカにされるので行く事が出来なかった。
しかし、今は榊と一緒にいるおかげでやっと来る事が出来たのだ。

「うわぁ〜一杯あるなぁ、私一回こういう所に来てみたかったんだ。」
「それはよかった。私もだ。」
榊が嬉しそうに言う。二人は長い間、どのぬいぐるみにするか悩んで
いたが、二人共『ねここねこ』を買う事にした。

「おそろいだな、榊。」
「うん。」
満面の笑みを浮かべて店を出る二人。周りの人達が見てもその幸せそうな
雰囲気が伝わってきた。

283KB
続きを読む

名前: E-mail(省略可)
READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106
ぜろちゃんねるプラス