物凄い勢いで雑談するスレ747

524 ：伯爵：2007/03/26(月) 16:04 ID:ez-hPciAHoQ

次回は祐巳と瞳子がついに姉妹に
幸せな気持ちで祥子から手渡されたロザリオを渡すと、怪訝な顔になる瞳子。それはやがて狼狽に
「どうしたの？瞳子ちゃん」
「な、なんでもありません」
瞳子の態度に不穏なものを感じ、ロザリオを取り返して見ると、そこには
「しまこスキ」の文字が
そのころ由乃とのデートに興じていた田沼ちさとから、信じらんない告白が
「心配しないでね由乃さん。私、実はきちんとスキな子がいるから
来年はその子とスールになる約束をしているのよ
あなたと令様と同じね」
「へえ」
「彼女からもあなたのことを聞いて、すごく興味深かったの、だから今日のデート楽しみだったわ」
「……え？」
「あら、察しが悪いのね。奈々ともデートしたんでしょ？
結構楽しかったなんていうからちょっと嫉妬しちゃった
でも奈々はそんな私を慰めてーー」
もはやこの女が何を言っているのか分からない
ただ分かっているのは、冷たくなった脳と熱く脈打つ心臓、そして
「令様があなたの側にいるんだからいいでしょ？
有馬奈々は私のものだから」

そして誰かの置き忘れた大きな鉈
甲高い叫び声が路地に響いた
次回最終回
『あんたさえいなければ』