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今コピーしている物をペーストする part2
21 :
へーちょ名無しさん
:2005/02/03(木) 05:40 ID:???
民主党が与党になった頃小泉はもうこの世にいませんでした。
小泉は自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき、
こっそり政治の前から姿を消しました。
岡田の前で弱ってもろくなった自分を見せたくなかったのです。
小泉は岡田の心の中ではずっと喧嘩相手として
生きつづけたかったのです。
小泉がいなくなったのに気づいたとき岡田は悲しみは
しませんでしたが、退屈になるなと思いました。
小泉との喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから。
胸の奥が不思議にチクチクはするのですが、それが何なのか、
岡田にはよくはわかりませんでした。小泉の願い通り、
岡田の心の中で小泉はいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした。
そんなある日岡田の前に一匹の亀井が現れました。小泉より右翼で
頭も小さい保守です。喧嘩相手の小泉がいなくなって寂しかった岡田は、
今度はこの保守を喧嘩相手にしようと考えました。そこで岡田は、
穴のあいた法案が仕掛けられた予算委員会を利用して、
その保守に罠をかけることにしました。いつも小泉にしていたように。
岡田は物陰に隠れて、革新派を求めて保守が国会議事堂の近くに来るのを
待っていました。そして思惑通り亀井が罠に向かって近づいてきます。
岡田はしめしめと思いました。いつものように、
自分が揚げ足取りにひっかかるふりをして、逆に亀井をねずみ取りにかけてやるんだ。
うふふ。手か尻尾を挟んだ亀井の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。
でも、その保守は小泉ではありません。亀井は法案の近くまで来たとき、
岡田が出て行くより早く間抜け面の党首の匂いに気づき、
目にもとまらぬ速さで隠れていた岡田に襲いかかってきました。
岡田はいつも小泉から逃げていたように逃げましたが、
小泉よりのろまなはずの亀井にすぐに追いつかれてしまい、
失言をガブリと噛まれました。岡田も噛みつき返しましたが、
小泉より頭が小さいはずの亀井は平気です。
血まみれの亀井は薄れ行く意識の中で、本当は民主が自民と喧嘩して
勝てるわけがないことと、いつも小泉は岡田に「してやられた」ふりをして、
わざと民主党を潰さないでいたことを、そのとき始めて知ったのです。
小泉の大きな優しさと友情に気づいたのです。(恋愛度94%)
そして小泉がいなくなった時の胸の奥のチクチクの正体にも気づきました。
かけがえのない友を無くした悲しみでした。
岡田の魂がお遍路を抜けた時、
空の上には優しく微笑み岡田を待っている小泉がいました。
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ」
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