桃凄い勢いで雑談する節句　345　ひまなつり

521 ：安梨沙 ◆HISUIGLeas ：2004/03/03(水) 12:36 ID:???

人の脳内補完能力はすさまじい。
「少女」という単語に「髪の長い」という属性が付加されただけでも、
瞬時に脳内で

「彼女は艶のある、足先まで届くまっすぐな黒髪を、ノースリーブの空色ワンピースの
背中に流し、白くなめらかな腕で、すっとうなじの髪を掻きあげる。
つつましい誇らしさを示すように小さな胸をぴんと張り、
か細い腰は陽光の下にあるたんぽぽの茎のように無邪気に揺れている。
年相応のエネルギーを秘めた健康的な腿は、
ひざを閉じればその間に神秘の空間を作り出し・・・
『おにいちゃん？』彼女は不意に呼びかける。
『どうしたの？黙りこんじゃって』
『あぁ、いや・・』
私は自分の罪深い視線を自覚し、いたたまれなくなって目をそらす。
だが天使のごとく無垢な彼女は、私の視線を追って顔を覗き込むのだ。
その好奇心と親愛に彩られた黒い瞳によって、
私の中の穢れが浄化していくように感じられる。
『あんまりかわいいんでつい見とれちゃってね』
軽口でごまかすにしても、もっといいようはあるものだろうが、
『あはは、もうっばかねお兄ちゃん』
彼女は照れ笑いしながら、ばんばん、と元気に私の背中をたたく。
」

などというシーンが再生されるのです。