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物凄い勢いで雑談するスレ〜いつだってあなたと〜 418の思い出

450 :うちゅー ◆ZzAZUxozdw :2004/05/02(日) 20:53 ID:???
 タキノがふと、なにかに気付いたそぶりをみせた。
『どうしたの?』
『不快なものを見つけたぜ』
 タキノは右手を伸ばし、イイの頭を撫でるように触った。
 いきなり接触を受けたイイはさすがに驚き、
現在の状況を思いだしたのかにわかに不安な顔をして離れようとしたが、
タキノは構わず前進しつつ、イイの髪を子どもを褒めるように撫で回している。
「いやっ。いやっ!」
『やめてよ嫌がってるじゃない。私の大事な親友なんだから変なことしないで』
『誤解するな、発信器だ』
『……え?』
 正面スクリーンの壁際まで追い込むと、
イイは泣き出しそうな顔をしてスケッチブックを落とした。
タキノがキスが出来そうな距離に顔を近づけると、
観念したように目をつむった。
 タキノは髪に伸ばしていた手をイイの髪から抜き、
体の表面を滑るように這わせ、腰へと回してゆく。
 イイの体がびくんと固まった。
「あああ、お母様、お父様。いけない世界に踏み入る
親不孝な娘を許してください」
 私はもし自分の体があれば、たぶんタキノの
後頭部目がけて卵でも投げつけてるかも知れない。
『あのー、まるで百合な世界なんですけどー』
 と凄んだつもりの声で囁いてみる。
 発信器かなにか知らないけど、女の子を女の子が襲ってるようにしか見えない。

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