物凄い勢いで雑談をするスレ　その４０5ですわ！

532 ：伯爵 ◆xTfHc.nBiE ：2004/04/20(火) 01:21 ID:???

「炭酸飲むとなー」
「あー？　」

　酔っ払った風に、なる。というと神楽はくすくす笑うのでした。
　ぱきん。ぷるたぶのはじける音。

「いつも酔っ払ってるみたいじゃないか」
「そんなことないよー。酔ってるときは、違う」
「どう違うのさ」

　私は必死に熱弁を振るいます。
　顔が赤くなったりぽやーっとしたり気持ちよくなったり。
　突然、深い深い孤独に陥ったり。
　神楽は、面白そうな目でこっちを見てます私は見られてます。

「大阪は、さ」
「ん？　」
「いつも酔ってるんだ。そんな風に見えるよ」

　しばらく黙って、二人で飲み物を飲みました。思わず口元から、けぷっとげっぷが出ました。
　神楽は口元だけで笑いました。

「大阪にとってさ」
「はい？　」
「私も」

　目の前を、ぷん、とシオカラトンボが通り過ぎました。それくらい静かな時が流れていました。
　言いかけた彼女の言葉を、ずっと待っている私がいました。

「……炭酸みたいなものなのかな？　」

　遠くから、正午を告げる甲高い音が聞こえます。
　ぷあーん。