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物凄い勢いで雑談してたスレッド そにょ378

367 :伯爵 ◆xTfHc.nBiE :2004/03/28(日) 00:20 ID:???
『らうんじ王女』書評

 舞台は掲示板。物語自体は、この掲示板に「あずまんが大王」という漫画のファンが集まって雑談をする、というシンプル極まりないものである。これが、今若者の間でうけている。
 彼らは特別なことを会話しているわけではない。普通の生活のよしなし事を、徒然に語っているだけである。では何故それだけの話がこれほどの人気を集めているのだろうか?
 まずは、魅力的なキャラクターにある。全て挙げることは出来ないが、何人か上げてみると……。
 掲示板の母であり、皆から頼られるが、誤爆が多く酒乱の気のあるイイ。オセロ(本当はリバースキッズと言う恥かしいゲーム)をネタに、皆から祭られるさかちー。
何故か年上から異様に愛されるあずみん。乱暴に見えるが、情と男気に熱いタキノなど。一見特殊だが、どこにでもいるような人たちではある。
 彼らは毎日を「普通に」生きているだけに見えるが、その中でも悩みや苦しみを、彼らの視点で明るく解決していこうとするところに好感が持てる。
 何より、現代社会の病ともいえる、自我の喪失、自立への恐怖を感じる若い世代にとって、このラウンジメンバーは、大切な友人達なのであろう。
 日常に交えて、時にはシリアスな展開もみせ、読者を飽きさせない。(イイ入院のさいの、tsxの心の叫びに涙した読者は少なくないはずで、著者もその一人だ)
 ギャグも軽妙で、ICPOの遅刻や、八八の軍服、何度もやっているのに懲りずに長文レスを失敗する伯爵など、つぼを抑えている。
 掲載紙『劇電王女』の、購読者対象に関わらず、女性にも人気が高く、同人誌のジャンルも出来たと言う。普通の人から熱狂的なファンまで、多数の支持がある、『らうんじ王女』
 彼らの旅も、もう二年が過ぎようとしている。その終着点に幸せがあることを、私は強く願っている。
 (一度、かれらがあんなに熱狂している「あずまんが大王」のほうも、一度見てみたいです! 西先生!! )
 
 

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READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106
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