物凄い勢いで雑談するスレ３４２時間目

751 ：伯爵　バイト中：2004/03/01(月) 05:42 ID:???

　やがて、観音の目の部分に当たる、展望台にたどり着く
　誰もいない
「いい景色だねー」
「ほんと、来たかいがあった」
　外は、どんよりと曇っているのであった
　雲の立ち込めた海辺など、誰が見たいものか
　何より蒸し暑いのに鳥肌がひかない
「あ、あんなところに、階段があるよ」
　回り階段を見つけた母親は、思わずするすると階段を登ったのだった
「ねえ？　大丈夫？！　」
「平気よー！　Ｈちゃんも、ここくるー？　」
　錆びた鉄の階段なのだった
　踏めばみしみしと音の鳴る階段なのだった
　その突き当たったところに小さなドア
「あ、ドアがある」
　押してみる、鍵はかかっていない、するする開く
　そこは、外からの明かりを取り入れた薄暗い小部屋
　その小部屋、360度全てを埋め尽くすのは古い

　卒塔婆卒塔婆卒塔婆卒塔婆卒塔婆の群れ