物凄い勢いで雑談するスレ289

527 ：伯爵：2004/01/24(土) 23:47 ID:???

　まず、私は学校で虐められていました。
　これだけを口にするのがどれだけ苦しかったか。お父さんに
もお母さんにも話せないこと。理由が理由なだけに。私がずっと
口にしなかったこと。
「それで、どんなふうに虐められてたの？　」
「私は、便器にへばりついた排泄物の味を知っています」
「そう」
「腫れ上がるまで尻を叩かれます」
「み、せ、て」
「もう欲情なさってるんですか。早すぎます、おばさま」
「お姉さま」
　すぐそうやってからかわれるんですから。そう言って私は
制服のスカートの下に手を差し込んで下着を取った。
「もう濡れてるんじゃないの？　」
「あの子にも、そう言われました」
　告白なんてするものじゃありません。あら、じゃあ私には
何で好きって言ってくれたのかしら。勝ち目のない告白はしない
といったんですよおばさま。
　カモミールティ。お茶で湿らす減らず口。
「全く怖いわねえ。最近の子は」
「同性愛は、異性愛者からみれば気持ちの悪いものなんですよ。
だからといって仕方ないと言えるほど生易しくはありませんで
したけれど」
「中指、曲がってるものね」
「ペンチは、立派に機能を果たすものです」
　まあ、まるで拷問ね。そう笑うこの人のユーモアの
センスが好きだ。そうでなければ暮らせない。
　こんな廃屋に一人で。