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物凄い勢いで雑談すすスレ255系

77 :さかちー:2004/01/02(金) 02:14 ID:???
>>70
うーん、いいのだろうか?では勝手に転載。
SSっていうよりも原作(アニメ)補完ものって感じ。個人的にはこういうのも結構好きです。

676 名前: メロン名無しさん [sage] 投稿日: 02/09/12 03:59 ID:???
神楽は夜もふけた町内でロードワークにいそしんでいた。
しばらく走ると街灯の下にいる見なれた髪形のちっちゃい影を見つけた。
いたづら心が芽生えた神楽がその垂れ下がった髪の毛をむんずと掴む。
ちよ:「ギャ〜〜〜〜〜!」
神楽:「何やってんだ?こんなところで」
ちよ:「なんだ、神楽さんかぁ。驚かさないで下さいよ〜」
学校で毎日顔を合わせている友人の顔を見て安堵した反動なのか、
神楽の胸に飛び込むちよ。
ちよ:「あ〜、本当にビックリしちゃいましたよぉ。でも神楽さんで良かった!」
ちよはそう言いながら、頬に感じる豊かな膨らみにいささか驚きながらも、
どこか懐かしささえ感じていた。普段ともがからかっているのを見ていたし、プールや
体育の授業でも特別な存在感を醸し出しているのはちよも知ってはいたのだが・・・。
神楽:「臆病だなあちよちゃんは。でも年齢を考えるとしょうがないかなあ。
    ・・・?ちよちゃん?」
ちよ:「・・・あ、あの、しばらくこうしてて・・・いい・・・ですか?」
神楽:「!?」
学校で天才の名を欲しいままにする少女が上目遣いで11才相応の幼い表情で懇願する。
ちよ:「今お父さんとお母さんが家にいないんです。ちょっと心細かったんですけど、
    さっきからこうしてると、なんか・・・すごく安心するんです」
神楽:「え!?・・・うん、いいよ」
薄暗い路地でしばらく二人だけの時間が過ぎて行く。
コンビニに寄った後、町内の公園でスポーツドリンクを飲み干しながら神楽が切り出す。
神楽:「悪いなあ。奢ってもらっちゃって」
ちよ:「いいんですよ。コンビニまで消しゴムを買いについてきてもらったんですから」
神楽:「いいってことよ。」
ちよ:「それに、さっきは私の我侭も訊いてもらいましたから・・・」
神楽:「あんな顔見たらほっとけないもんなあ」
ちよ:「このことは皆には内緒ですよぉ」
神楽:「わかってるって」
二人は共通の「秘密」の存在によって、前より一層親密になれた気がするのだった。

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