■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50    
レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。

青梅特快のごとくスピードで雑談するスレ 202 西荻窪

271 :八八艦隊司令大阪さん:2003/11/20(木) 00:44 ID:???
近所の小さい男の子と町にアパート探しに出かけた。
僕は片手にもった銃剣を抜き差しして、「カシャン!」という音を楽しみながら、
見た事も無い景色の中を進んでいく。
ふと、左に見えた白い大きなマンション……異常な威圧感……
その下で遊ぶ男の子とお母さんらしき人がいた。
男の子はしゃがんで小脇にバケツを抱えていた。
中を見ると、降ってもいない雪が一杯につまっている…
「お母さん、この雪の中に森があるんでしょ?」
「そうよ、そのバケツ一杯の雪の中に雪の森があって、そこにあなたのお父さんがいるのよ」
「ふーん…」
そんなやりとりを見ていると、男の子のお母さんがこちらに気づいた。
「あなた達、何をしているの?」
「アパートを探してます」
「そう、それなら一緒にいきましょう」
「なんで?」
「もしかしたら、幻のダイナマイト荘が見つかるかもしれないわよ?」
「へー 幻ってことはレアなんだ」
「そうよ、私もそこで巨乳にしてもらったの」
「………」

カシャン!

そのお母さんと一緒に歩いてゆく……
相変わらず威圧感のある建物……

「そうそう、この曲がり角を曲がってね……そうよ、ここを突き当たって……!」
一緒に歩いていくうちにだんだん幻のなんたら荘への道を思い出してるようだった。
「そうよ!あれよ!!」
指と目線の先には汚いボロ屋敷があった。その玄関の前には女の人が立っている……
腰くらいまで伸びた髪……顔は影がかかっていてよくわからない……でもたぶん美人だろう…
「まって!あなたはなんなの!?」
さっきまで普通だったお母さんは突然キチガイみたいに叫んでアパートへ飛び込む。

カシャン!

後を追って中に入ってみる……
真っ暗……というより全ての景色が黒になっていた。
でも、赤だけがはっきりと見える。


    …あ、僕の銃剣も赤く染まってる………

183KB
READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106
ぜろちゃんねるプラス