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物凄い勢いの雑談スレッド 156ぁぅぁぅぁー

194 :ナモォルァ!!⊂(゚ロ゚*⊂⌒`つ ◆udoDX7zzsI :2003/10/11(土) 20:44 ID:???
 また現れてくれたキャベツの精はこういいました。

「道を歩くケミカルウォッシュジーパンの,ちょっと太目な男性に,
キャベツを手渡して道を聞いてみましょう,大丈夫です,
アナタをさらうような人は赤坂か渋谷にいますから。」

 ちょうどおあつらえ向きの,ちょっと太めでケミカルウォッシュに,
指貫グローブ,ポスターを挿したリュックサックの男性が,
少女の前をとおりがかりました。ちょっとヤバそうですが,
意を決して少女は尋ねてみる事にしました。

 「あの…秋葉原は…どっちの方向ですか?」

 男性は何か釈迦かイエスの降臨を目の当たりにしたように,
目を輝かせて答えてくれました。ヘンタイさんですね。

 「あ…あ…あの…この…道を…まっすぐ…」

 緊張でろれつが回らないのでしょうか,額を汗で濡らしながら,
一生懸命男性は答えてくれました。

 「どうもありがとうございます,お礼に一つどうぞ…」

 少女は柔らかい手に青々とした瑞々しいキャベツを男性に手渡しました。
男性は目の前に広がる理想と現実が交錯した情景に,武者震いしてました。

 「どどどどどど,どういたしまして…」

 少女は笑顔で,男性に教えられた秋葉原の方角へとリアカーを進めました。

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