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ラウンジキャラたちが活躍するおはなし
304 :
楊痣
◆5KxPTaKino
:2004/03/01(月) 23:32 ID:???
ちょっと待て。何かいやな予感がする。
「あの……。それって、あそこの食堂のメニューは凄くまずいとかいう話じゃ
ないでしょうね」
僕が口を挟むと、ICPOさんは目を丸くして驚いた。
「何故わかった! ニュータイプか!?
君の察するとおり、あの食堂のめしはすごくまずい。
とくに、もやし炒めなんて脂っこくて食べられたもんじゃない。
あの味を想像すると恐怖をかきたてられる。あー、気分が悪い」
ICPOさんは、かのもやし炒めの味を思い出したのか、実に不快そうな表情
でぼりぼりと頭をかきむしった。
「ですから、もっと怪談めいた話を聞きたいんですが……」
「君もわがままだねえ」
ICPOさんはうんざりした顔で呟く。
……あずみん先輩は、どうしてこんな人を呼んだんだろう。
「それじゃあ、とっておきの話を教えてあげよう。覚悟はいいね?
夏のことだった。
僕が、遅刻寸前で慌てて三階にある自分の教室に向かっていたときのことだ。
けしからんことに、虫が僕の目の中に飛び込んできたんだ。
もう、痛いのなんの、泣いたね。
終わり」
…………。
「あの、それのどこが怪談めいた話なんですか?」
「階段、目、痛ッ! ……階段目痛! ……怪談めいた」
部室の温度が急激に下がった。
……あずみん先輩は、どうしてこんな人を呼んだんだろう。
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