■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
最新50
レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
物凄い勢いで雑談スレinあずラウンジ 65日目の朝
496 :
なも
◆v4K6TB303w
:2003/05/24 02:17 ID:EjRUnH9c
勝手にちょっとだけ脳内補完してみた。
----------
朝学校に来るときの出かけ際の空とは裏腹に,
空は鉛色…というよりも黒く錆びた鉄色の雲が空一面を覆い尽くした。
今日の好天により産まれた低気圧の影響だろう,
この雲はかなりの降水量を予感させていた。
その予感は的中し,放課後はかなりの大雨になっていた。
予想外の天気に既に教室の生徒の多くは足止めを食っていた。
部活動を行う生徒にとっては体育館や講堂で練習すれば良いのだが,
そうで無い,帰宅部の生徒は教室で雨が上がるのを待つしかなかった。
それは3組でも同じ状況だ。しかしながらそれぞれは工夫を凝らして,
雨に立ち向かおうとしていた。なぜか準備のいいちよちゃんと大阪ちゃんは,
既にビニールの雨合羽を用意しており,それを着こんで二人そろって手をつない,学校を後にした。
智はクラスの備品の大きなゴミ袋に目をつけ,穴を二つあけて雨合羽代わりにしてちよちゃん達を追っていった。
堅実なよみは時間をつぶすため,千尋とともに図書館へ自習に行った。
今日はたまたま急ぎの用のあるかおりんは,天文部のカンとも言うのだろう,
折畳式をカサをちゃんと準備していたのだった。
「やっぱり,私自身の天気予報の方がよく当たるわね♪」
皆を出し抜いた優越感とも言うべきであろう,そんな心地よい感覚に,
かおりんはココロを躍らせながら昇降口へと向かった。
そこには背の高い,女性のシルエットが何か願いを込めて,
少し不安げに雨を降らす雲で覆われた空を見上げていた。
その女性はクラスでも長身で目立っていた,
物静かな大和の撫子である榊さんだった…。
----------
170KB
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106
ぜろちゃんねるプラス