もの凄い勢いで雑談するスレ　イ−５１海大１型

524 ：ESSE ◆ESSEOCHtjM ：2003/05/07 11:03 ID:???

ステージの真ん中に立った途端、頭が真っ白になった。
なんでこんなに人が来てるんだ…
足が震えて動けない、声が出ない。
信じられないくらいに吹き出る汗、
耳の中でわんわんとこだまするオーディエンスの声…
こんな事くらい分かっていたのに、私が主役になれる絶好のチャンスなのに！
どうしよう、どうしよう…
いつもの元気な私はどこに行ったんだ！

その時
「ワンツースリーフォー！」
ちよちゃんの声だった。
マイクを通していないのに、ちよちゃんの声はその小さな身体から発せられるとは
思えないほど情熱に満ち、そして力強かった。
その声につられて、一斉に全員が演奏を始める。全員必死だ。
一気にテンションの上がる会場
よみと眼が合う
少しだけ
微笑んだような気がする
みんな私の背中を押しているような気がした。
ここで私が歌わなければ嘘じゃないか