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もの凄い勢いで雑談するスレ 50スレ記念号 

896 :八八艦隊司令大阪さん:2003/05/06 01:59 ID:???
すると、木村先生が教室へ入ってきた。
「榊君、ちょっといいかね?」
なんと木村先生は私の存在に気づいてくれた。
私は急いで先生の元へ駆け寄った。
「先生!私はどうなったんですか!?なんでみんな私を無視するんですか!?」
「落ち着きたまえ。いいかい?死んだのだよ」
私は一瞬にしてすべてを理解できた。おそらく私は死んだのだ。だから、
朝、私の朝食がなかった。親の姿さえなかった・・・それは私が死んでいたからだ。
噛みねこにも気づかれなかった・・・だから触れた。
交差点でともちゃんに声をかけた・・・でも気づかれなかった。
「先生・・・私は死んだのですね・・・?」
「いや、死んだのは他のみんなほうだよ」
「・・・え?」
「今生きているのは私と、君だけだ」
「でも・・・みんなそこに・・・」
「それはみんなが死んだことに気づいてないだけだ」
「それじゃあ・・・私たちは・・・?」
もう何が何だかわからなくなった・・・でも今が恐ろしいほど異常な状況だ・・・
木村先生の言うことを信じるしかない・・・
そして先生のある一言を思い出した。

「今生きているのは私と、君だけだ」

(つまりこの異常な世界で木村先生と二人っき・・・・)
急に肩を叩かれる・・・木村先生が私のことを・・・
でも、決して誰も気づいてくれない・・・悪夢なら覚めて欲しい。
助けて!助けて!助けて!助けて!助けて!助けて!助けて!




気づくと、家のベットの上だった。やっぱりただの夢だった・・・
私は安堵感と共に学校へ行く支度を済ませ、一階へ降りた。
「・・・あれ?・・・・・・誰も居ない・・・朝食も・・・」

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