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物凄い勢いで雑談スレ 水深45m
692 :
名も無きSS書き
◆v4K6TB303w
:2003/04/29 14:40 ID:FsoQ3hDU
SS風味でドゾー。榊さんの夢にちよ父出現,なにやら榊さんに話し掛けてマス。
【ちよ父】「キミがイラナイと言っていた物…それを二つもらっていくよ…欲しいといっていた人がいるからね…。」
【榊さん】「…どうぞ…。」
目を覚ますと,思いのほか肩が軽い。それに何時もは胸のあたりが冷えるのに,
今日は冷えて冷たいどころか,僅かに暖かい。
心なしか,パジャマの袖も長く,指が袖口からようやく見える程度だ。
何か…おかしい…。腰にてを当てると,何やらレースの感触が…。
それを引っ張りだしてみる。
見るからに巨大な何かを覆っていたレース編みの物体…自分のブラジャーだ。
なぜにこんなものが腰の位置にあるのか…?パジャマの上着を脱いで見る。
「あの胸が…消えている……!!」
自分が半ば忌々しいと思っていた,巨大な乳房。
男からくだらない,なにやら悪意のこもった視線を受ける,源となっていたため,
自分の体でも気に入らない部分の一つだった。
その部分が,可愛らしい,僅かなふくらみをおびた,謙虚なサイズへと変貌している。
自分の体がこれだけ愛しく思えたのは生まれて初めてだ。
おもむろに,パジャマを脱ぎ捨て,あとはパンツを脱げば,
生まれたままの姿になる自分を,鏡に映し出した。
太くたくましく,そして僅かな脂肪に覆われ魅惑的なプロポーションを描いていた太ももとおしりは,
今つけているねここねこのバックプリントの入ったパンツがマッチした,
とてもかわいいおしりと太ももへと変わっていた。
そして,鏡に映った全体像。身長は150台なかば,昨日まで170を超えていた自分にとって,
150台という身長は憧れていたサイズだ。
自らが永い間望んでいた「可愛らしい姿」が鏡に映っている。
その可愛らしさにココロとカラダが震える。
像がだんだん,ぼやけてくる。頬を熱い水滴が駆け下りてゆく…。
「神様…おとうさん…ありがとう……。」
一生得ることが出来ないと思っていた,可愛らしい「体」。
それを手に入れることが出来た榊はとりあえず,自分の服を着てみる。
クローゼットの中には,自分のセンスの無さを象徴するかのように,
女らしさもカワイさもかけらもない服が並んでいる。
「はぁ…。でもこの体格なら…憧れのゴスロリも…!」
そう思いつつ,とりあえずデニムパンツをはいてみる。
ただ,今までの体格にあわせてきたため,完全にブカブカだ。
裾を合わせるために,外側へ裾を折り返す。
「…かわいい…。」
長めのパンツの裾を折ったところから,僅かに自分の足が見えてくる。
ちょっとブカブカ…いつしか,ちよちゃんがブカブカなサイズの服を着ているところ見て,
かわいいと思っていた。それが今の自分…。味わったことない満足感に,榊はまたその身を震わせた…。
(つづく…かな?)
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