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ものすごい勢いで雑談するスレ 37レ

591 :名も無きSS書き ◆v4K6TB303w :2003/04/20 01:27 ID:rniAmYEc
「大阪…さん,もうやめましょうよ…。」

 何時もは傍若無人なイメージをあたりに振りまくゆかり先生だが,
今は見る影も無い。

「うふふ,最初に誘ったのは先生やねんで〜。
ここでやめたら女がすたる,っちうもんや。」

 逆に大阪は,何時もどおりの愛らしい姿と仕草を持っていたが,
琥珀色の大きな目は,どことなく悪戯な男の子のような雰囲気を持っていた。

 ゆかりは今,自分のしたことに対してこれ以上ない後悔の念を抱いている。
仲が良いとはいえ,未成年の教え子たちを酒盛りに誘い,飲ませたこと,
大阪が酒にここまで耐性を持っていた(といっても自分が弱いだけとも言う)こと,
「酔い」に自由を奪われた大阪を自分の思い通りにしたいという禁断の欲望を抱いたこと,
その欲望に駆られてにゃもを言いくるめて騙し,大阪を自分の家に連れてきたこと。
自分の酔いを全く計算に入れずに活動したため,
大阪の自由を奪い,自分の物にするどころか逆に自分が酔いから来る睡魔に襲われ,
あがなうことも出来ずまどろみに身を任せたこと。
そして大阪にアドバンテージを握られるという誤算。
飲みすぎによる頭痛から体中に鉛を詰めたかのように重く,いつもどおりの調子が出ない。
本来なら大阪を怒鳴り散らして裸のままでも家から追い出そうと思うが,
今はそんな気力も残っておらず,ただ大阪に身を任せるしかなかった。

「先生,まだはじまってさぇおらへんで〜。」

 大阪はゆかりの体に跨り,そっと自分の唇をゆかりの顔に近づけた…。

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