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物凄い勢いで雑談スレ28話

528 :名も無きSS書き ◆zQyv8380ig :2003/04/05 03:21 ID:Ve1Dzx1I
僕はゆっくりと歩の背中に両手を回し,優しく抱きしめた。
この星この国に生まれ,この街に生き,この僕と出会い愛し合えた運命の喜びを,
精一杯表現しようと,彼女の心音は,彼女の薄い胸と鎖骨を通して彼女の身体で響いていた。
その響きが僕の心音と重なり,安らぎの和音をリズミカルに奏でていた。

そっと,大阪の背中に回していた右手を,首筋を通して彼女の後頭部に回す。
いつも彼女の頭を覆っていたセミロングは,僕の右手を滑らかに優しく包み込む。
僕はゆっくりと優しく,自分の唇を桜の花びらのように白く,そして僅かに赤い歩むの唇に近づけた。

暖かい,歩の息。僕は肌を通してその優しさに触れた。

(*´Д`)ハァハァ

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