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ものすごい勢いで雑談するスレ 26期目

246 :名も無きSS書き ◆zQyv8380ig :2003/04/01 22:58 ID:it56hY/s
大学につき,購買で朝食を買う前に,ホールに足を運び,
学内掲示に目をやった瞬間,さっきまでの楽観的な気持ちは一瞬のうちに,
焦燥感と不安に変わった。

「本日の身体測定タイムスケジュール」と描かれた紙が大きく掲示されており,
その周りを多くの学生がスケジュールを確認がてらに待ち合わせたり,
談笑したりしてごった返していた。

「この身体を晒すのか!」
朝起きてから理解したとおり,俺の身体は昨日とはまったく変わっている。
筋肉で覆われた太ももにはたしかに微妙に筋肉が見えるとはいえ、
それは男性の持つ力強い直線的な陰影を失い,
美しく優しく,そして艶かしい陰影のグラデーションをもつ,
ポッティチェリ「ビーナスの生誕」を思わせる理想的な女性の足になっていた。
躍動感あふれる腹筋を誇示していたトルソーは,
臍を中心に肉欲的に筋肉と僅かについた脂肪で美的な双曲線を描き,
厚い胸板を誇っていたバストには豊満で母性的かつ,
激しく自己主張をする乳房がついている。
この身体を男子の前で晒せばどうなるか?
少なくとも飢えた狼の群れの中にサーロインステーキを放り込む,
それよりも恐ろしい光景が展開することは瞬時に察しがついた。
俺はこのようなイタズラをした神を心底呪いながらも,
ひとまず朝食を摂って対策を練ろうとホールを後にした。

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