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物凄い勢いで雑談スレinあずラウンジ 18時間目

598 :◆f.SwudF.K6 :2003/04/11 23:28 ID:???
回想日記〜大人になった日・前編〜

当方がまだ樹に登って実を盗って食べてたくらい小さかった頃。
その頃から決めていたことがあった。それは…
「出たー!!」
「ん?」
その日はまだ少し蒸し暑い夏の終わりだったかな。
普段は落ち着いている兄がダッシュで当方の部屋を訪ねてきた。
「どしたの?」
「ゴキブリキタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!!」
当時高校2年生だった当方は兄のその言葉を聞いて一瞬ビクーリした。
(彼奴が…現れたのか……!!)
茶色いつややかなボディー
何故か不気味なとげとげが生えた足
隅っこの方で増える憎いやつ。
そうゴキブリが。
「…わかった。行こう」
今振り返るとあの日が大人になった日だった…

599 :◆f.SwudF.K6 :2003/04/11 23:36 ID:???
回想日記〜大人になった日・中編〜

洗面所に立った当方は散乱した洗面用具を見て既にそこで兄貴が戦ってたことがわかった。
気を引き締めると当方は兄に聞いた。
「で…ゴキブリは」
「多分洗面台の後ろ」
―ごくりっ
自分の喉の音がやけに鮮明だった。洗面台に手を伸ばしてそして!!
「…手が入らん」
細い棒を兄から渡された当方は一気に奥へと棒を差し込んだ。
―シャカシャカ
「デター!!」
彼奴は兄の言うとおりいた。そのボディーの色で威嚇すると当方の足をすり抜け
一気に走り出した―当方の部屋にまっしぐらへと。
「ノー!!」
米ゴキブリは英語わかりません。
2人の兄弟は走った。悪夢を終わらせる為に。辿り着いた当方の部屋のふすまを
急いで締めると彼奴にぽつりと漏らした。
「お前はすでに囚われている…!!」
兄弟とゴキブリの最終局面が始まった…

600 :◆f.SwudF.K6 :2003/04/11 23:48 ID:???
回想日記〜大人になった日・後編〜

ゴキブリは自らの生命を懸けて四方八方に飛んだ。
懸命な皆様は知っていると思うが、ゴキブリが垂直に飛んだ時…悲鳴しか残らない
「ギャアアアア!!」
「くるなー」
飛んできた物体を見て悲鳴を上げる当方に逃げ惑う兄貴。
何の武器も持っていない兄弟にゴキブリは無敵だった。
その時胸の鼓動がやけに大きくなった。
―どくんっ
忘れていた記憶が鮮明に今、甦る。
―僕が大人になる時
当方目掛けてdで来るゴキブリ
―それは
ゴキブリは当方の顔に肩にひっついた。
―ゴキブリに勝ったらなれる
「あsvげヴぁgsdvsd」
声にならない声を出しながら反射的に当方は右肩に丸いくぼみを作った左手をやった。
当方の肩に置かれた手の中で。ついにその生命体は本気を出した。
時すでに遅し。我々は…眠れる獅子を起こしてしまったのだ。
―じたばたじたばた
「あvがヴぁsdvfsvだ」
こんな狭い中でこれほど動くとは…敵ながらあっぱれなり
今でこそ敵の活躍を讃えられる当方だが、当時の当方はその
妙にすべすべした動きと感触に声無き声で絶叫しながら
家の外に飛び出してその物体を掴むと天高く放り投げた。
…あの日から2年。当方は兄の悲鳴と手の感触をいつまでも忘れない。
そう―ゴキブリに勝った日を…

601 :◆f.SwudF.K6 :2003/04/11 23:53 ID:???
補足追加
ノンフィクション。でもちょと大げさ過ぎかも(w

>垂直に飛んだ
ボディを横にして飛んだのではなく―→
ボディを見せながらdできますた――↑

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