大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Annetteは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

声はでかいが中身は無い。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男が店に入ってきた。Kendallというふざけた名前の男だ。Kendallは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

Kendallは何が面白かったのか自分の話で爆笑していた・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の優男が店に入ってきた。Melvinが入ってくるなり店内が静まりかえった。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

今時こういう発言をする人間がいるだろうか？

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の大和撫子が店に入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

愛されたい。私にはそう言っているようにしか聞こえなかった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。言わずと知れたにょる団のボスだ。にょるは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

その時にょるは子犬のように震えていた。